大城皮フ科クリニックブログ

『アトピー性皮膚炎』ってなに?

今回は『乾燥肌・アトピー性皮膚炎』についてお話させていただきます。

~乾燥肌とは~
☑体がカサカサ
☑ 皮膚が粉をふく
☑触るとザラザラする
などの症状があります。

皮膚が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。

皮膚のバリア機能が低下するため、外からの細菌や刺激を防御できず、赤みやかゆみなどの症状が出現します。

冬は空気が乾燥し、皮膚から水分が蒸発しやすくなるため、皮膚の乾燥による症状が出やすくなります。

また、生後3,4ヶ月頃〜学童期は成人に比べ皮脂の分泌が少ないため、皮膚は乾燥しやすい状態にあります。

思春期以降になると皮脂の分泌が盛んになるので、乾燥肌は改善します。

しかし、50代〜60代になると皮膚の脂の分泌が減少するので皮膚が乾燥しやすくなります。

 

~アトピー性皮膚炎とは~

皮膚の乾燥とアレルギー体質によって幼少期〜学童期に発症する慢性湿疹です。

・かゆみ
・赤み、盛り上がりのある湿疹がある
・じゅくじゅくしてひっかくと汁が出る
・長引くと肌がゴワゴワ硬くなり盛り上がる

などの症状があります。

肘や膝の内側、首、脇など擦れやすい部位に出やすい特徴があります。
湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)なかなか治らない(慢性)の特徴があります。

アトピー性皮膚炎は、かゆい→掻く→悪化→かゆいという悪循環を繰り返し悪化していきます。

10歳までに治る場合もおおいですが、
成人しても症状の改善が見られない場合もあります(成人型アトピー性皮膚炎 )

○ご自身が、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患がある場合
○ご家族がそれらのアレルギー疾患やアトピー性皮膚炎を患っている場合

アレルギーを起こしやすい体質と考えられます。
このような体質のことを【アトピー素因】と呼び、アトピー性皮膚炎にかかりやすい体質であると言えます。

 

~乾燥肌・アトピーの治療~
乾燥肌もアトピー性皮膚炎も、
ベースに皮膚の乾燥があるため、まずは保湿 を行うことが大切。

赤み・かゆみなどの症状がある部分には、ステロイド外用薬・タクロリムス外用薬の塗布を行います。

保湿剤・ステロイド・タクロリムスの塗布で症状が改善しない場合は、アレルギーを抑える内服薬を処方します。

保湿剤&ステロイド・タクロリムス外用薬&アレルギー内服薬などを処方しても、症状が改善しないアトピー性皮膚炎の場合

症状に合わせ、ステロイド内服薬や免疫抑制剤の内服薬、生物学的製剤(注射)…と治療のレベルを調整していきます。

 

当院院長は自身も重度アトピー患者である為、保険治療〜自費での保湿剤や石鹸のご提案まで、最善・最新の治療のご提供に力を注いでおります。
また、薬の塗り方、日常生活の送り方まで細かくご指導させて頂いております。

「沢山の皮膚科に通ったが全然治らなかった…」「困り果てて、このクリニックにたどり着きました…」など沢山の乾燥肌・アトピー性皮膚炎
でお悩みの患者様にご来院頂いております。

 

乾燥肌、アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、大城皮フ科クリニックにご来院・ご相談ください。

 

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