SCABIES
疥癬
夜も眠れないほどの激しいかゆみ。ご家族に広がる前に、皮膚科専門医が「疥癬」を診断し、迅速な治療をサポートします。
疥癬(かいせん)は、非常に小さな「ヒゼンダニ(疥癬虫)」というダニが人の皮膚に寄生(感染)することで、全身に激しいかゆみや赤いブツブツ(丘疹)を引き起こす病気です。 肌と肌が直接触れ合うことなどで人から人へ感染するため、ご家庭内や高齢者施設・介護施設などで集団発生することがあります。 疥癬には、症状が比較的軽くダニの数も少ない「通常型疥癬」と、免疫力が低下している方などに発症し、分厚いフケのような角質ができ非常に強い感染力を持つ「角化型疥癬」の2つの型があります。 ただの湿疹や乾燥肌と間違えやすく、市販の薬を塗るとかえって悪化することがあるため、疑わしい症状がある場合は早めに皮膚科を受診することが重要です。 当院では、皮膚科専門医が顕微鏡などを用いて的確に診断し、ダニを退治するお薬(飲み薬や塗り薬)の処方とともに、ご家族への感染を防ぐための生活指導を丁寧に行います。
当院での治療の特徴
OUR FEATURES
-
01
皮膚科専門医複数名による専門的な診療体制
当院には、高度な治療経験を持つ複数の皮膚科専門医が在籍しています。一人の医師による診療だけでなく、複数名の専門医による確かなチーム医療体制を整えることで、より確実で専門的な治療を提供いたします。患者さまのお悩みにしっかりと耳を傾け、最善の医療で確かな信頼と安心をお届けします。
-
02
安心に寄り添う。女性医師も在籍する相談しやすい環境
当院には女性医師も在籍しており、女性特有のお悩みやデリケートな症状も気兼ねなくお話しいただけます。また、院内は全室バリアフリー設計で、小さなお子さま連れの方や初めての方でも安心です。笑顔のスタッフが常に患者さまファーストで、あたたかく相談しやすい環境でお迎えいたします。
-
03
ほくろ除去、粉瘤除去などの入院が不要な日帰り手術に対応
当院の皮膚外科および形成外科では、ほくろや粉瘤といった「できもの」の治療に対応しています。数々の病院で高度な治療に携わってきた皮膚科専門医が、その経験を生かして安全に配慮した日帰り手術をご提供いたします。単に切除するだけでなく、患者さまファーストの視点でお悩みにあたたかく寄り添い、丁寧な対応と分かりやすい説明を徹底しております。気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
-
04
薬の効果を最大限に引き出す、『塗り方・洗い方』の徹底レクチャー
お薬の効果をしっかり実感していただくためには、日々の正しいスキンケアが欠かせません。当院では、単にお薬を処方して終わりではなく、効果を最大限に引き出すための「塗り方」や「洗い方」まで丁寧にレクチャーいたします。同じ治療法でも、治療の道筋がはっきり伝わり、ご自身が前向きにケアを行うことで結果は大きく変わります。アトピーやニキビなどのお悩みに寄り添い、分かりやすい説明で健やかな肌へと導きます。
-
05
肌の未来を見据える。美容皮膚科とのシームレスな連携
一般皮膚科での保険診療による疾患の治療にとどまらず、併設する美容皮膚科とのシームレスな連携が可能です。お悩みを改善したその先の「より健やかで美しい皮膚」を一緒に目指すこともできます。14種類・20台の複数の機器を活用し、幅広い治療の選択肢から未来の肌を見据えた当院ならではの付加価値をご提案します。
-
06
通院のストレスを最小限に。200台の広々駐車場とスマートな受診システム
当院はお車でご来院いただく方が非常に多く、「混雑していて駐車できない」というご不安なくお越しいただけるように200台の大型駐車場を完備しています。さらに、診察や会計時の待ち時間を最小限にするため、予約システムや自動精算機を導入しております。通院に伴う時間的・物理的なストレスをなくし、受付からお帰りまでスムーズで快適な受診環境をご提供します。
OSHIRO SKIN CLINIC
OSHIRO SKIN CLINIC
OSHIRO SKIN CLINIC
OSHIRO SKIN CLINIC
疥癬の種類
TYPE
激しいかゆみと特徴的な「疥癬トンネル」
ヒゼンダニが皮膚の角質層に侵入すると、ダニの体や排泄物(フンなど)に対するアレルギー反応が起こり、夜間に眠れなくなるほどの強いかゆみが現れます。
また、メスの成虫は卵を産み付けるために皮膚の表面を掘り進みます。これによって、手首や指の間、手のひら(乳幼児では足の裏にも)に、数ミリ程度の細く蛇行した線状の跡ができます。これが「疥癬トンネル」と呼ばれるもので、診断を下す上で重要なサインとなります。
通常型疥癬(つうじょうがたかいせん)
一般的に多く見られるタイプの疥癬で、体に寄生しているダニの数は数十匹以下と比較的少ない状態です。主に頭部や顔を除く全身、特にお腹、胸、わきの下、太ももの内側、陰部などの皮膚が柔らかい部位に、赤いブツブツ(丘疹)や、強いかゆみを伴うしこり(結節)が多発します。 ダニの数が少ないため一瞬の接触で感染するリスクは低いですが、同居するご家族やパートナーなど、日常的に長時間肌が触れ合う間柄では感染が広がる可能性があります。
角化型疥癬(かくかがたかいせん/旧ノルウェー疥癬)
ご高齢の方や、基礎疾患がある方、免疫抑制剤などの薬剤を使用している方など、体の免疫力が低下している際に発症しやすい重症化した疥癬です。
皮膚の表面に、灰色や黄白色をした「分厚いフケやかさぶたのような角質(垢)」がびっしりと蓄積するのが特徴です。この剥がれ落ちる角質のなかに、100万〜200万匹以上という圧倒的な数のヒゼンダニが潜んでいます。 通常型とは異なり感染力が非常に強く、短時間の接触はもちろん、ベッドのシーツや衣服に付着して落ちた角質を介して、周囲の人へ容易に集団感染(施設内感染など)を引き起こすため、隔離を含めた厳重な管理が必要です。
疥癬の原因
CAUSE
ヒゼンダニの寄生と長い潜伏期間
疥癬を引き起こす原因は、体長わずか0.2〜0.4mmほどの「ヒゼンダニ」です。人の体温に近い環境を好み、人の皮膚から離れると乾燥や室温に耐えられず、通常2〜3日で死滅します。このダニが皮膚に移っても、すぐに症状が出るわけではありません。初めて感染した「通常型疥癬」の場合、ダニが体内で増殖してアレルギー反応が起こるまでに約1〜2ヶ月もの長い「潜伏期間」があります。 (※すでに大量のダニが寄生している「角化型疥癬」の患者さんから感染した場合は、潜伏期間は短く、数日〜2週間程度で激しい症状が現れることがあります。)
直接接触(肌と肌のふれあい)による感染
ダニの数が少ない「通常型疥癬」の主な感染ルートは、感染している人と長時間にわたって直接肌が擦れ合う「直接接触」です。目安として、10分以上肌が触れ合うようなシチュエーションが該当します。具体的には、同じ布団で添い寝をする、手を繋ぐ、抱っこをする、あるいは密着して介護を行うといった、ご家族間や医療・介護現場での濃厚な接触によってダニが移動し、感染が広がっていきます。
間接接触(寝具や衣類を介した感染)
体に数百万匹のダニが潜む「角化型疥癬」の場合、施設などに入られている患者さんが使ったシーツや布団、衣服、タオル、さらには剥がれ落ちた角質(フケ)のなかに大量のダニが含まれています。そのため、直接肌を合わせなくても、これらを生のまま共有・接触することでうつる「間接接触」が頻繁に起こります。一方、ダニの数が極めて少ない「通常型」では、間接接触による感染はごくまれです。ただし、リスクを最小限に抑えるため、患者さまが使用した直後の寝具やタオルの使い回しは避けるなど、最低限の予防策を心がけることが推奨されます。
皮膚科での疥癬の治療(飲み薬・塗り薬)
疥癬と診断された場合、皮膚に寄生しているヒゼンダニを確実に退治するためのお薬(殺虫剤成分を含む駆除薬)を使用して治療を行います。 医師の指示通りに正しい回数・用量でお薬を使うことが、早期完治の鍵となります。
内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)
当院では、顕微鏡検査等で疥癬の診断を行った後、患者さまの症状に合わせて以下の保険適応のお薬を処方いたします。
内服薬(飲み薬)
イベルメクチン(ストロメクトール) ダニを体の中から駆除するお薬です。体重に合わせて適切な量を服用します(通常型は1回または必要に応じて2回服用)。
外用薬(塗り薬)
スミスリンローション、オイラックス
ダニを直接駆除する「スミスリンローション」を使用する際は、症状の有無にかかわらず「首から下の全身くまなく、シワや指の間まで塗り残しがないように」塗布することが非常に重要です。
治療後の注意点として、かゆみが残る場合はダニが完全に退治された後も、それまで体内に蓄積したダニの死骸やフンに対するアレルギー反応(感染後そう痒症)によって、激しいかゆみが数週間〜数ヶ月残ることがあります。これは治療の失敗や再発ではないことが多いため、当院では「オイラックス」などの塗り薬や、かゆみ止めの飲み薬を適切に併用しながら、できるだけ快適に過ごせるようサポートいたします。
ご家族でのうつし合いを防ぐ「一斉治療」
同居しているご家族のなかに一人でも疥癬の患者さまが出た場合、潜伏期間(1〜2ヶ月)の最中であるため、現時点では症状がなくてもすでに感染している可能性が十分に考えられます。そのため、すでにかゆみがある方はもちろん、現在は症状が出ていないご家族も含めて、原則として全員が同じタイミングで一斉に治療(検査・受診)を開始することが重要です。時期をずらして治療を行うと、家庭内でダニを移し合ってしまう「ピンポン感染」の原因になりますのでご注意ください。
ご家庭でできる感染対策と注意点
疥癬の型(通常型か角化型か)によって、ご家庭での感染対策の厳重さが異なります。 ダニは熱や乾燥に弱いため、その性質を利用した対策を行います。
洗濯物への対応(お湯や乾燥機の活用)
通常型疥癬の場合、衣類やシーツは他のご家族の洗濯物と一緒に通常の洗濯を行っても問題ありません。しかし、角化型疥癬の場合は、洗濯物を他のご家族と分け、50℃以上のお湯に10分以上浸けてから洗濯するか、洗濯後に乾燥機にかける・アイロンを当てるといった熱処理を行うことでダニを確実に死滅させることができます。
お風呂での注意とこまめな掃除
入浴時は、皮膚に付着したダニや剥がれ落ちた角質を優しく洗い流すことが大切です。ただし、バスマットやタオルの共有は絶対に避け、特に感染力の強い角化型疥癬(あるいは通常型で同居家族への感染を徹底して防ぎたい場合)は、患者さまが「一番最後に入浴する」ようにしてください。また、患者さまが普段過ごすお部屋やベッドの周辺には、ダニを含んだ角質(フケや垢)が落ちている可能性があります。床やソファにこまめに掃除機をかけ、お部屋を清潔に保つことが、ご家族への感染拡大を防ぐ大きなポイントになります。
よくある質問
FAQ
-
市販のかゆみ止めや手元にある湿疹の薬(ステロイド)を塗っても治りますか?
いいえ、市販のかゆみ止めや一般的な湿疹の薬では、疥癬の原因であるヒゼンダニを退治することはできません。特に注意が必要なのは「ステロイド成分」が含まれたお薬です。自己判断でステロイドを塗ってしまうと、皮膚の局所的な免疫力が下がり、かえってダニが異常繁殖して重症化(角化型疥癬への移行)を招く恐れがあります。疥癬が疑われる場合は、自己判断でお薬を塗らずに、早めに皮膚科専門医を受診してください。
-
疥癬と診断されました。仕事や保育園は休まなければいけませんか?
治療を正しく開始している「通常型疥癬」であれば、通常の社会生活(密着して長時間肌が触れ合わない環境)において周囲にうつすリスクは低いため、原則として会社や登園・登校をお休みする必要はありません。ただし、感染力が極めて強い「角化型疥癬」の場合は、治療によってダニが完全に駆除されたことが確認できるまで、出勤や登園を控えていただく(あるいは隔離を要する)必要があります。また、通常型であっても、通われている園や学校、職場に独自の規定がある場合がございますので、念のため施設側にもご確認ください。
-
お薬を使い始めて数日経ち、かゆみが治まってきましたが、治療をやめてもいいですか?
いいえ、ご自身の判断で治療を中断することは絶対におやめください。
疥癬の治療薬の多くは、ダニの成虫や幼虫には効きますが、殻に守られた「卵」には効きにくいという性質があります。かゆみが治まったように見えても、皮膚の下に残った卵が後から孵化(ふか)して再発することがあります。卵が還るサイクルを計算し、医師が指示した決められた期間・回数のお薬を最後まで使い切ることが、完全に駆除(完治)するために極めて重要です。
診察 / 診療の流れ
FLOW
初めてご来院される方は、ぜひ 初めての方へ をご確認ください。
-
保険診療のご予約
スムーズにご案内するため、当院のHPや公式LINEからお取りいただける、WEBでの事前ご予約をおすすめしております。(初診の方もご予約お取りいただけます)
もちろんご予約なしで直接ご来院いただいてもご受診いただけます。 -
ご来院・受付
平日は9:00~12:00/15:30~18:30
土曜日は9:00~12:00/14:00~17:00
までに受付をお済ませいただき、待合室にて診察をお待ちください。 -
医師による診察
待合室の院内モニター、中待合の院内モニターにご自身の番号が表示されましたら診察室へお入りいただき診察を行います。
※公式LINEに登録していれば、順番が近づくとLINEでメッセージが届きます。 -
処置・検査
診察後に処置や検査が必要と医師が判断した場合は、処置待合に移動していただき、スタッフがお呼びします。
処置室に入っていただき、適切な処置や検査を行います。
この時に自宅での正しいスキンケア方法(お薬の塗り方等)や日常生活の注意点をご説明します。 -
会計
診療が終わりましたら、お会計の準備ができるまで待合室(オレンジの椅子)にてお待ちいただきます。
待合室の会計モニターに番号が表示されましたら、明細、処方箋等をお渡ししますので、必ず会計窓口にお越しください。
その後、ご自身で自動精算機でお支払いいただきます。
監修医師
DOCTOR
大城皮フ科クリニック
院長大城 宏治
学歴
- 2005年
- 名古屋大学医学部卒業
- 2005年
- 社会保険中京病院 臨床研修医
- 2007年
- 名古屋大学医学部附属病院皮膚科
- 2008年
- 豊橋市民病院皮膚科
- 2009年
- 東京 虎の門病院皮膚科に国内留学
- 2011年
- 社会保険中京病院 皮膚科
- 2013年
- 江南厚生病院 皮膚科医長
- 2016年
- 大城皮フ科クリニック開院
- 2023年
- 大城皮フ科クリニック大口本院開院
所属/資格
- 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本皮膚外科学会
- 日本アレルギー学会