大城皮フ科クリニックブログ

2022年9月 一覧

本日は「ニキビ ( 尋常性ざ瘡 )」の保険治療についてご紹介します

「ニキビ(尋常性ざ瘡)」とは??
毛穴の出口に皮脂が詰まり、アクネ菌が毛穴の中で増殖する事によって、引き起こされる皮膚の病気です🌀
一言で「ニキビ」と言っても、小さな【白ニキビ】から、炎症を起こした【赤ニキビ】、更にニキビが悪化し、再発を繰り返す事で起こる【ニキビ痕】まで病態は様々です💦

そんな様々な病態の「ニキビ」に対して、当院では、患者様の症状に合わせてお薬を処方しております💊

【 内服薬 】
◉ 抗生剤 ◉
抗生剤には、菌を殺菌したり、菌の増殖を抑える働きがあります🌿
ニキビが悪化し化膿してしまうと「ニキビ痕」の原因となってしまいます💦
抗生剤を内服し、炎症の強いニキビを短期間で抑え、ニキビ痕になるリスクを減らします✨

◉ビタミン剤 ◉
ビタミンB2・ビタミンB6には、ニキビの原因となる皮脂を抑える働きがあります🌿
ニキビが出来にくい状態を導く事ができます✨

ビタミンCには、ニキビの炎症による色素沈着を改善する働きがあります🌿

◉漢方薬◉
東洋医学 (漢方医学)では、「肌は内臓の鏡」といわれ、身体の内側の状態が、皮膚にあらわれると考えられています💡
ニキビは、熱や湿など外からの刺激によって体内に熱がこもったり、「気」や「血」の巡りが悪くなり老廃物が溜まりやすくなる状態が原因とされています。

漢方薬は、体質改善を行う働きがあり、抗生剤などの西洋医学 と組み合わせる事でお肌の健康状態を保つ事ができます🌿

◉瘢痕治療薬◉
保険治療でのニキビ痕 の内服薬には、リザベン(トラニラス)という、肥厚性瘢痕治療のお薬があります🌿
抗アレルギー薬の一種で、肥厚性瘢痕やケロイドの組織中にある炎症細胞が出す物質を抑制することにより、痒みをはじめとする自覚症状を抑え、さらに病変自体を改善させる働きがあります✨

しかし、ニキビ痕の治療は非常に難しく、保険治療薬だけでは、ニキビ痕の改善は困難です💦
そこで当院では、ニキビ痕に対する、様々なレーザーを取り揃えております✨
保険治療と、レーザーなどの自費治療を組み合わせることも、ニキビ痕治療では大切です💓

【 外用薬 】
◉抗菌薬◉
菌を殺菌する作用があり、菌の増殖や炎症を抑えていきます🌿
赤ニキビ、黄ニキビに効果あり🙆🏻‍♀️

◉過酸化ベンゾイル◉
過酸化ベンゾイル(べピオゲルなど)には、アクネ菌の増殖を抑えたり、ピーリング作用(皮膚表面の、古い角層を取り除く作用)により、毛穴のつまりを改善しする働きがあります🌿
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビに効果があり🙆🏻‍♀️

◉アダパレン◉
アダパレン(ディフェリンゲルなど)には、皮膚の角質量を調整し、毛穴の詰まりを改善する働きがあります🌿
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビに効果があり🙆🏻‍♀️

 

ニキビ治療には、病院で処方される【内服薬】【外用薬】を使用して治療を行うことはもちろんですが、
【基礎化粧品】を見直すのもポイントです💡

基礎化粧品は、『ノンコメドジェニック 』のものを選択するようにしましょう✨
ノンコメドジェニックとは??
ニキビが出来にくい成分で作られている基礎化粧品や化粧品のことを表ます📖
当院でも、ノンコメドジェニック表記の化粧品を、取り揃えております💗

「ニキビ」は、正しい治療を、腰を据えて、きちんと続けていくことが大切です👆🏼
「ニキビ痕」になってしまうと治療に数年かかってしまう場合もあるため、早めからの治療をおすすめしております👨🏻‍⚕️

 

当院ではお薬の処方だけではなく、スタッフによる「お薬の使い方」の説明や「生活指導」も行っておりますので、「ニキビ」でお悩みの方は、是非当院へご来院ください✨

 

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