大城皮フ科クリニックブログ

カテゴリ「皮膚の病気」

今回は巻き爪(陥入爪)の治療法についてお話しします。

巻き爪は爪の変形により、皮膚に痛みを起こします。

原因と言われている事は…
・足に合わない靴をはいている
・足の指に力かからない状態が続いている
・間違った爪の切り方をしている

爪の正しいる切り方を知っていますか?
トラブルを避けるために、正しい切り方をマスターしましょう!

①出来るだけ入浴後など、爪が柔らかくなっている時にきる
②爪が割れないよう、端から少しずつきる
③爪の先端が四角になるように切る
④爪の先端が指より1mmだけ長くなるように切る
⑤爪の両角を切り落とさない

治療法は
〇ワイヤー法
巻き爪になっている爪の両端に穴を開け、高弾性ワイヤーを通します。
ワイヤーの真っ直ぐになろうとする力を利用して爪の弯曲を改善します。

〇ガター法
皮膚に食い込んだ爪の先端を、切り込みを入れたチューブで保護します。
食い込みを防ぎ、痛みや炎症を和らげます。

巻き爪を放っておくと、歩き方に負担がかかって足の変形に繋がり、その影響でタコやウオノメが出来てしまうこともあります。
早期の治療をおすすめします。

詳しくは、ホームぺージの「皮膚外科・形成外科」のページをご覧ください。

 

巻き爪や陥入爪でお悩みの方は大城皮フ科へお気軽にご相談ください。

 

 

『口唇ヘルペス』ってなに?

今回は、口唇ヘルペスについてのお話です。

~口唇ヘルペスとは~
“単純ヘルペスウイルス”の感染によって、唇やその周りに痛みを伴う水ぶくれができる病気です。

~症状~
①ピリピリ、チクチクするような違和感やかゆみが生じる
②軽い痛みを伴う水ぶくれができる
③かさぶたになり、1〜2週間で治る

~原因~
ウイルスが唇やその周りの皮膚に接触して粘膜に感染することによって起こります。
また、症状が出ている人の水ぶくれ、唾液、涙液などに接触することで感染します。

現時点では、一度感染したウイルスを体内から追い出す方法はありません。

健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられていて、活動できないため症状は出ません。しかし、免疫が低下して、ウイルスが活動し始めると症状が出てきます。 

~治療~
ウイルスの増殖をおさえる”抗ヘルペスウイルス”の内服薬や外用薬を使います。

~感染を防ぐための注意~
①かさぶたはとらないようにする
②水ぶくれに触れたら、石鹸を使って手をきれいに洗う
③タオルやコップは共有しない
④患部を清潔に保つため、症状が出ている時も石鹸をよく泡立ててやさしく洗う

~再発を防ぐために大切なこと~
・栄養のバランスがとれた食事
・疲れやストレスを溜めない
・休息と睡眠をしっかりとる
・適度な運動
・強い紫外線を避ける

 

上手に付き合いながら、症状を抑えていきましょう!
「もしかしたら、、、」と思ったら、是非ご来院、ご相談ください。

 

『水いぼ』ってなに?

今回は『水イボ』についてお話します。

『水イボ』とは??
水イボは別名『伝染性軟属腫』といいます。
ポックスウイルスの感染が原因で、5~6歳をピークに小さな子どもによく見られる疾患です。

光沢があり、皮膚と同様の色のプツプツとしたイボが体にいくつも出来ます。

胸やおなかなどの皮膚がうすいところや、わきの下など皮膚がこすれやすい部分きやすいです。

『水イボ』がうつる原因は??
皮膚の接触による感染で、主にプールで感染が広がりやすいです。
皮膚の接触に限らず、ビート板やタオルなどを介してうつることもあります。

『水イボ』の予防方法は??
◎衣類やタオルを共有しないようにしましょう
◎プールでは水着、タオル、浮き輪などを共有しないようにしましょう
◎適切なスキンケアを行い、健康な皮膚を保ちましょう

『水イボ』の治療法は??
当院では、トリクロロ酢酸という塗り薬を塗ったり、ヨクイニンという漢方薬を処方したりするなど、お子様の症状に合わせて治療を行っていきます。

水イボは誰でも発症するリスクがありますが、乾燥肌やアトピー性皮膚炎をベースに持っている方だと、皮膚のバリア機能が低下しているため、よりかかりやすく、治りにくい傾向があると言われています。

乾燥していれば保湿剤を使用し、湿疹があれば適切な治療をしてあげることで、水イボの治りもよくなります。

水イボでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

 

今回は『乾燥肌・アトピー性皮膚炎』についてお話させていただきます。

~乾燥肌とは~
☑体がカサカサ
☑ 皮膚が粉をふく
☑触るとザラザラする
などの症状があります。

皮膚が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。

皮膚のバリア機能が低下するため、外からの細菌や刺激を防御できず、赤みやかゆみなどの症状が出現します。

冬は空気が乾燥し、皮膚から水分が蒸発しやすくなるため、皮膚の乾燥による症状が出やすくなります。

また、生後3,4ヶ月頃〜学童期は成人に比べ皮脂の分泌が少ないため、皮膚は乾燥しやすい状態にあります。

思春期以降になると皮脂の分泌が盛んになるので、乾燥肌は改善します。

しかし、50代〜60代になると皮膚の脂の分泌が減少するので皮膚が乾燥しやすくなります。

 

~アトピー性皮膚炎とは~

皮膚の乾燥とアレルギー体質によって幼少期〜学童期に発症する慢性湿疹です。

・かゆみ
・赤み、盛り上がりのある湿疹がある
・じゅくじゅくしてひっかくと汁が出る
・長引くと肌がゴワゴワ硬くなり盛り上がる

などの症状があります。

肘や膝の内側、首、脇など擦れやすい部位に出やすい特徴があります。
湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)なかなか治らない(慢性)の特徴があります。

アトピー性皮膚炎は、かゆい→掻く→悪化→かゆいという悪循環を繰り返し悪化していきます。

10歳までに治る場合もおおいですが、
成人しても症状の改善が見られない場合もあります(成人型アトピー性皮膚炎 )

○ご自身が、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患がある場合
○ご家族がそれらのアレルギー疾患やアトピー性皮膚炎を患っている場合

アレルギーを起こしやすい体質と考えられます。
このような体質のことを【アトピー素因】と呼び、アトピー性皮膚炎にかかりやすい体質であると言えます。

 

~乾燥肌・アトピーの治療~
乾燥肌もアトピー性皮膚炎も、
ベースに皮膚の乾燥があるため、まずは保湿 を行うことが大切。

赤み・かゆみなどの症状がある部分には、ステロイド外用薬・タクロリムス外用薬の塗布を行います。

保湿剤・ステロイド・タクロリムスの塗布で症状が改善しない場合は、アレルギーを抑える内服薬を処方します。

保湿剤&ステロイド・タクロリムス外用薬&アレルギー内服薬などを処方しても、症状が改善しないアトピー性皮膚炎の場合

症状に合わせ、ステロイド内服薬や免疫抑制剤の内服薬、生物学的製剤(注射)…と治療のレベルを調整していきます。

 

当院院長は自身も重度アトピー患者である為、保険治療〜自費での保湿剤や石鹸のご提案まで、最善・最新の治療のご提供に力を注いでおります。
また、薬の塗り方、日常生活の送り方まで細かくご指導させて頂いております。

「沢山の皮膚科に通ったが全然治らなかった…」「困り果てて、このクリニックにたどり着きました…」など沢山の乾燥肌・アトピー性皮膚炎
でお悩みの患者様にご来院頂いております。

 

乾燥肌、アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、大城皮フ科クリニックにご来院・ご相談ください。

 

今回は、お子様に多い”オムツかぶれ”と“あせも”について詳しくお話します‪🗣

︎︎︎︎☑︎あせも
あせもは、大量の汗をかくことにより、汗やホコリが汗を出す管が詰まらせてしまい、周囲の組織を刺激して発疹や強いかゆみが出現してしまいます。
かゆい部分を掻きむしってしまうと、とびひなどに発展してしまう場合もあるため、早めに皮膚科を受診しましょう‪💡‬

☆予防法
・通気性のよい下着を着る
・汗をかいたらシャワーをあびる
・保湿をしっかりする
・こまめに着替える
などがあります😌

 

︎︎︎︎☑︎オムツかぶれ
オムツかぶれは、尿や便がついたオムツが皮膚に長時間触れていたり、蒸れる事が原因で、皮膚がかぶれてしまったり、赤くなったりブツブツができてしまいます😱

☆予防方法
・排泄後なるべく速くオムツを取り替える
・尿や便を拭き取る時は、優しく拭き取る

〇使用している紙おむつが合わない場合もあるので、ほかの製品に変えてみることで、改善する事もあります😊

また、自己判断でオムツかぶれと思い、ステロイド外用薬を使用し症状が悪化するケースもあります😣

カンジダという、カビの一種が感染して起こる
“カンジダ症”の場合、ステロイド外用薬で悪化してしまいます。

子供の皮膚は大人に比べ、薄くてデリケートです😊
自己判断せず、皮膚科専門医 のいる皮膚科を受診する事をオススメします🏥

 

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