AGA(男性型脱毛症)は
治療できる病気です
AGAの進行を止めることができるのは、医療機関の処方薬のみ。
10歳年をとるごとに、内服の効果は約10%低下するといわれています。
毛根が毛を作る能力を失う前に、早期からの治療をおすすめします。
毛髪は1本1本寿命があり、ある一定のサイクル(毛周期といいます)で抜け落ち、また新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返します。正常な場合のサイクルは2年〜6年で時間をかけてしっかりと成長していきます。
一つの毛根のサイクルは約40回と言われており、それが終わるとその毛根は髪が二度と生えてこなくなります。
一方、AGAの方はサイクルが数ヶ月から1年と短くなります。毛根の発毛サイクルをどんどん使ってしまい、早く毛根が寿命を迎えます。その毛根からは二度と髪の毛は生えないので、治療をしても発毛はありません。ですので、毛根が生きているうちに早期から治療を始める必要があります。
【AGA治療は専門医にご相談ください】
AGAは「男性型脱毛症」という病気です。まだ効果の不明な塗り薬を漫然と続けている方もみえますが、適切な治療を行うには専門医による正確な診断と、それぞれの方に合わせた治療が必要です。治療をせずに放置すると進行し、ある時点からは内服しても治療が困難となるので、なるべく早期からの治療が大切です。
AGAの原因は様々ですが、患者さまに合わせた適切な治療を選択していけば、決して治療できない病気ではありません。
手遅れになる前に、ぜひ一度ご相談ください。
AGAの進行パターン
AGAは、額の生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、これらの混合タイプなどさまざまな脱毛の進行パターンがあります。いずれも進行性で、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
そのためAGAは早めのケアが大切です。
AGAの治療
- 内服
-
フィナステリド(プロペシア®)
Ⅱ型の5α還元酵素を阻害して、抜け毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑えることで、AGAの治療効果を発揮します。
日本皮膚科学会の推奨度で最高ランクのA(行うよう強く勧める)となっています。【内服方法】1日1回フィナステリドを一錠内服します。
【フィナステリドの治療成績】
-
内服開始1年後:改善58%、維持40%、進行(増悪)2%
2年後:改善68%、維持31%、進行(増悪)1%
3年後:改善78%、維持20%、進行(増悪)2%
3年継続すると、7割以上の方に効果がみられるというのは、かなり良好な結果です。また若年より開始したほうが改善率は高くなることが実証されています。
【副作用】性欲減退(1.1%)プラセボ内服中でも同等の性欲減退が見られた
デュタステリド(ザガーロ®)(デュタボルブ)
デュタステリド(ザガーロ®)(デュタボルブ)は、Ⅱ型だけでなく、「Ⅰ型」の5α還元酵素(リダクターゼ)も阻害することができるため、フィナステリド以上の脱毛抑制・発毛効果があると期待されています。
日本皮膚科学会の推奨度で最高ランクのA(行うよう強く勧める)となっています。
【副作用】勃起機能不全(ED) 性欲減退 発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害などが報告されています。
-
内服開始1年後:改善58%、維持40%、進行(増悪)2%
- 外用
-
ミノキシジル外用(5%・7%)
塗り薬の中では唯一、日本皮膚科学会推奨度で最高ランクのA(行うように強く勧める)となっている薬剤です。
休止期毛包から成長期毛包への移行を促進し、維持することで、細い毛が太い毛へと成長します。【副作用】塗布部のかゆみ、かぶれ、ニキビなど
-
ヒーライトⅡ
(LED治療) -
ヒーライトⅡは医療用のLED治療器で、590nm&830nmの2波長を1800個のLEDから高密度に照射します。これは近赤外線と呼ばれる波長で、皮膚への深達度が最も深く、毛根まで治療効果を発揮します。
ヒーライトⅡは、米国FDAでは効能としてHair regrowth (毛髪の成長促進)が記載されています。
日本皮膚科学会推奨度で最高ランクのAに次ぐB(行うように勧める)となっています。【副作用】施術直後の軽度の痛み
女性の薄毛
髪型のおしゃれを、薄毛で諦めていませんか?
近年、薄毛を気にする女性が増加しています。「毎朝の髪型が決まらない」「友人の視線が気になる」「いつも帽子やウィッグをするのはストレス」などとお悩みの方が多いです。一般的な育毛シャンプーや、育毛剤には、ほとんど医学的な証拠がありません。しかしクリニックで処方する飲み薬や塗り薬は、実際に効果があることが実証されている成分を含んだ、文字通りの「薬」です。そして、女性の薄毛もホルモンバランスの乱れなどからくる「病気」ととらえられます。病気は早期から、薬で治療する必要があります。まだまだ遅くはありません。自分の毛を増やすことができます。薄毛を気にせずに、思いっきり髪型のおしゃれを楽しみましょう!
女性の薄毛は、出産後の抜け毛によるものがよく知られていますが、これは出産時の栄養状態やホルモンバランスの変化が原因とされ、自然に治ります。しかし、40代・50代頃から「髪の毛が細くなってきた」「髪の毛の下から地肌が見えてきた」などの薄毛の症状は年齢とともに進行するため治療が必要です。
女性の薄毛は、頭頂部を中心に広くみられ、徐々に進行していきます。男性のように完全に毛髪が消失するわけではなく、一本一本の毛が細く短くなります。頭部全体が薄くなるわけではなく、後頭部の毛髪はしっかり保たれるのが特徴です。
以前は、男性ホルモンが関与している脱毛症である男性型脱毛症(AGA)と同じものと考えられていました。しかし近年ではAGAの特効薬であるプロペシアが無効なことなどから、別の病気であると考えられています。
女性の薄毛(FAGA)治療
- 内服
-
Ogshi(おぐし)
日本人女性の頭皮環境・毛髪を研究して誕生した、日本人女性のための毛髪サプリメントです。欧米人女性に比べ、日本人女性の薄毛の多くは「鉄欠乏」が大きく関わっています。Ogshi(おぐし)は、不足しがちな鉄分に加え、女性の薄毛に有効な栄養素(アミノ酸、ミネラル、ビタミンB群など)がバランスよく配合されています。男性にも愛用者が多く、気軽に摂取でき、続けやすいのも利点です。
発毛に必要な栄養素を補って発毛環境を整えることで「ハリ・コシ・ツヤのある髪」を目指しましょう。まずは3ヵ月間お試しください。ミノキシジル内服
ミノキシジルは、もともと高血圧の内服薬として開発された成分ですが、後に髪を育成し、脱毛症を回復させる効果が発見され、薄毛治療薬として広く使用されるようになりました。
ミノキシジルの血管拡張作用が頭皮の血行を促進し、毛根や収縮した血管の再生を促し、髪の毛を製造する毛乳頭細胞や毛母細胞へより多くの栄養素や酸素を行き届かせます。【副作用】初期脱毛、息切れや動悸、むくみ、体重増加、頭痛、めまい、肝機能障害、全身の体毛増加などの副作用が挙げられます。
- 外用
-
ミノキシジル外用(2%)
塗り薬の中では唯一、日本皮膚科学会推奨度で最高ランクのA(行うように強く勧める)となっている薬剤です。
休止期毛包から成長期毛包への移行を促進し、維持することで、細い毛が太い毛へと成長します。【副作用】塗布部のかゆみ、かぶれ、にきびなど
-
ヒーライトⅡ
(LED治療) -
ヒーライトⅡは医療用のLED治療器で、590nm&830nmの2波長を1800個のLEDから高密度に照射します。これは近赤外線と呼ばれる波長で、皮膚への深達度が最も深く、毛根まで治療効果を発揮します。
ヒーライトⅡは、米国FDAでは効能としてHair regrowth (毛髪の成長促進)が記載されています。
日本皮膚科学会推奨度で最高ランクのAに次ぐB(行うように勧める)となっています。【副作用】施術直後の軽度の痛み
「進行を止めたい」「毛を増やしたい」どこまでの治療を希望されるかで、治療を選択できます。