シワ治療:ヒアルロン酸注射とボトックス注射
- 2024年02月29日
- カテゴリー:美容のお部屋
患者様から「ヒアルロン酸注射とボトックス注射の違いってなに?」「シワやたるみが気になるけど、どっちを選べばいいの?」と聞かれることが多くあります。
ヒアルロン酸注射とボトックス注射“自分にはどちらの治療が合っているのか”いまいち分かりにくいですよね。
そこで、今回は、ヒアルロン酸とボトックスの違いを解説していきます。
~ヒアルロン酸注射について~
ヒアルロン酸は、元々体内にある保湿力の高い成分です。
コラーゲン組織の組織を保持する働きが認められており、肌組織の水分、潤滑性、柔軟性を保つのに役立っています。
そのヒアルロン酸を注射器で肌に注入し、ハリやツヤ、ボリュームを出す施術を“ヒアルロン酸注射”と言います。
注射のため身体への負担は少なく、さらに施術直後から効果を実感できるのが特徴です。
1)期待できる効果
- ・肌にハリやツヤを出し、小ジワを改善する
- ・ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴラインの深いシワの改善
- ・加齢に伴う「頬のコケ」を改善し、頬をふっくらさせる
- ・お顔全体の下垂を改善する
- ・目の下のたるみ、クマを改善する
- その他にも…あごや鼻の形を整えたり、唇や涙袋をぷっくりさせることも可能です
- 2)施術時間
- 15分~30分程度 直後からメイクも可能です
- 3)持続期間
- 効果に個人差はありますが、シワやたるみの改善を目的とする場合、1年半~2年程度効果は持続します
4)リスクや副作用
- ・内出血
- ・腫れ
- ・アレルギー
- ・不自然な凹凸
- ・感染症
- ・血管閉塞
ヒアルロン酸注射は安全性の高い施術とされていますが、一時的に内出血や腫れが発生することがあります。
不自然なで凸凹や感染、血管閉塞などのリスクを避けるためにも、知識と経験のある医師が在中しているクリニックを選択することをお勧めします。
~ボトックス注射について~
ボトックスは、ボツリヌストキシンから作られたタンパク質で、特定の筋肉の動きを一時的に抑える作用があります。
絶えず筋肉が動くことで、同じ部位にくっきりとした継続的なしわが刻まれ、それが”定着”してできてしまうような表情ジワを治療します。
表情ジワの原因となる特定の筋肉へ注入することで、リラックスした柔らかい自然な表情をもたらします。
1)期待できる効果
- ・目尻や眉間、鼻筋のシワの改善
- ・額のシワの改善
- ・口上や口下の梅干しジワの改善
- ・エラのハリを改善し、小顔にする
- ・歯ぎしり・食いしばりの改善される
- ・口角の下がりの改善
- ・ガミースマイル(笑うと歯茎が見える)の改善
- 2)施術時間
- 15分程度 直後からメイクも可能です
- 3)持続期間
- 効果に個人差はありますが、4~6ヵ月
- ボトックス注射は、注射してから3~7日程度で効果が現れます
4)リスクや副作用
- ・内出血
- ・腫れ
- ・アレルギー反応
- ・嚙む力が弱まる(エラボトックス)
- ・頭痛(眉間や額の場合)
- ・表情のこわばり
ヒアルロン酸注射とボトックス注射の違いについて、お分かりいただけたでしょうか?
違いと適応部位について図でまとめましたので、こちらも参考にして下さい。
大城皮フ科クリニックでは、知識・経験豊富な皮膚科専門医が注入治療~美容施術を用いた治療まで数ある治療の中から、患者様に合せた治療をご提案しております。
シワ・たるみの症状が気になる方は、ぜひ大城皮フ科クリニックへご来院・ご相談下さい。