『掌蹠膿疱症』ってなに?
- 2022年03月05日
- カテゴリー:皮膚の病気
今回は『掌蹠膿疱症』についてお話しします✨
『掌蹠膿疱症』とは❓
手のひらや足の裏に、膿疱(ウミを持ったぶつぶつ)が繰り返しできる皮膚の病気です💡
膿疱とともに紅い斑点(紅斑)や鱗屑(りんせつ)と呼ばれるカサカサしたフケのようなものが現れます。
風邪や扁桃炎などがきっかけとなって膿疱が出てくることがあります😱
📌症状
🔹小水泡(みずぶくれ)、小膿疱(うみ)
🔹炎症
🔹かゆみ
🔹爪の変形・にごり
📌症状が出る部位
🔹手のひら
🔹足
🔹その他(すね、肘、膝、おしり等)
📌病気の原因
🔹扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎などの病巣感染や、歯科金属などの金属アレルギーが関係している可能性があります💡
🔹喫煙
掌蹠膿疱症患者さんの喫煙率は約85%と非常に高いというのが特徴です。
📌予後
🔹多くは平均3〜7年で軽快します😊
📌治療方法
🔹外用(塗り薬)・内服(飲み薬)療法
🔹光線療法(紫外線照射)
🔹病巣感染の治療
🔹歯科金属の除去
📌合併症
🔹骨関節炎
体の様々な関節で起こりますが、特に多くみられるのは胸骨と鎖骨をつなぐ関節(胸肋鎖関節=首の付け根あたりの関節)、胸骨同士をつなぐ関節(胸骨結合)で、そのほか首(脊椎)や腰(仙腸関節)、手足などの関節で腫れや、痛みがでることがあります。
💡似ている病気として…異汗性湿疹(汗疱)、手足の白癬 、手足の尋常性乾癬もありますので、皮膚科専門医による鑑別診断が必要です‼️
💡気になる症状がある方は、ぜひ一度ご来院いただき、まずは皮膚科専門医にご相談下さい‼️