大城皮フ科クリニックブログ

『接触皮膚炎』ってなに?

今日はかぶれ(接触皮膚炎)とパッチテストについてお話しします。

~かぶれとは~
【接触皮膚炎】と言われ、皮膚に特定の物質(金属やゴムなど)が触れることで、触れた部分にアレルギー反応が起こり、皮膚炎が出現します。

特定の物質が触れた部分が赤くなったり、かゆみや水疱ができたりする症状が特徴です。

初めのうちは小さい範囲であったとしても、掻くことで症状の範囲広がってしまったり、ただれたりすることもあるので注意が必要です。

アレルギーの原因を調べよう!

と思うと一般的には「血を取って調べる」というイメージがあるのではないでしょうか?

 

ですが実はアレルギーには様々な種類があります。

採血で判明するアレルギーは、花粉や食物など体に取り入れてすぐに反応が出る【即時型アレルギー】と言われるものだけです。

金属やゴム、化粧品などに含まれる香料などの接触によるアレルギーは、体に触れてから2〜3日後に強いアレルギー反応がでる【遅延型アレルギー】と呼ばれていて、採血では検査できません。

この【遅延型アレルギー】の原因を検査する方法が『パッチテスト』となります。

『パッチテスト』は背中や二の腕などに『パッチテストパネル』と呼ばれるアレルゲン24項目が付着しているシートを72時間貼り、状態を観察することでアレルゲンを特定することができます。

☑金属のピアスをつけるといつもかゆい
☑コロナ対策でゴム手袋をはめたら痒くなり手荒れしてしまった

…など、知らず知らずのうちにアレルギー物質に接触し、かぶれを起こしていませんか?

 

アレルギー物質を特定し、その物質との接触を避けることで長年の湿疹や痒みを解消出来た患者様も多くいらっしゃいます。

『パッチテスト』は保険適応になります。

最初に診察・同意書が必要となりますので、ご希望の患者様は是非ご来院ください。

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