『尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)』ってなに?
- 2022年11月08日
- カテゴリー:皮膚の病気
今回は、『尋常性乾癬』についてお話しします🙋♀️
尋常性乾癬は全身の皮膚に『炎症』が起き、炎症が生じている皮膚の部分に『新陳代謝の異常』が起きる病気です💥
通常の10倍以上のはやさで新陳代謝を繰り返すため、4〜5日で表皮が生まれ変わります💦
(通常は28〜40日かけて表皮が生まれ変わります。)
その結果、赤くなった皮膚(紅斑)が盛り上がり(肥厚)、その表面が銀白色の皮膚(鱗屑)で覆われるという症状が現れます🥵
患者さまによっては症状が全身におよんだり、痒みや爪の異常がみられることもあります!
『かんせん』という名前から人から人にうつると誤解されやすいですが、人にうつる病気ではありません🙌
原因ははっきりとしていませんが、乾癬になりやすい体質があり、そこにストレス・たばこなどの外的因子や肥満・糖尿病などの内的因子が加わることで発症すると言われています⚠️
今のところ乾癬の根本的な治療は確立されていません。
ただし、症状がほとんどない状態にすることは出来ます!
治療としては
『外用療法』
『内服療法』
『光線療法』
『生物学的製剤治療』の4種類があり、
そのときの症状に合わせて治療が選択されます💉
治療だけでなく生活習慣も注意が必要です!
生活上の注意点として
◇「かかない」「かさぶたを剥がさない」
◇バランスの良い食事を心がけましょう
◇タバコはやめましょう
◇日光を浴びるようにしましょう
◇間違った情報に惑わされないようにしましょう
これらのことを心がけることが大切です😊
乾癬の症状は良くなったり、悪くなったりを繰り返し、長期間続きます!
そのため、適切な治療や正しい生活習慣で、症状をコントロールしていくことが重要になります☝️
定期的に受診し、症状と上手に付き合っていきましょう✨
思い当たる症状がある方はご相談下さい💁♂️