ポテンツァとは
POTENZA(ポテンツァ)は、肌の様々なお悩みに応えることができるRF(高周波)治療の医療機器です。微細な針を皮膚へ刺入し、針先からRFを照射することで皮膚表面に熱損傷を起こすことなく、皮膚内部に直接熱エネルギーを与えます。このため、お肌のダウンタイムを最小限に抑えつつ、高い治療効果を期待することができます。ニキビ・ニキビ痕、小じわ、毛穴の治療など様々な肌の悩みに働きかけるマイクロニードルRF治療機としてはもちろんのこと、まったく新しい治療の選択肢として、肝斑の根本的な治療としても注目されています。
副作用:2~3日の赤み、カサブタ
- 医薬品医療機器等承認:未承認
- 入手経路:POTENZAはJeisys Medical社より輸入手
- 国内に同等レベルの承認機はありません(2023年8月現在)
- 米国FDA、欧州CE、韓国MFDSで承認されております
対象となるお肌のお悩み
- ニキビ
- ニキビ痕
- 傷跡
- 毛穴の開き
- 小じわ
- 肌質改善
- 肝斑
ポテンツァの特徴
マイクロニードル治療による「創傷治癒効果(肌の再生)」
皮膚に微細なニードル(外径0.25mm:32G)を無数に穿刺し、皮膚に損傷を与えます。皮膚の傷が治癒していく過程で、コラーゲンやエラスチンが増産されるため、肌に弾力やハリが蘇り、ニキビ痕や毛穴などの肌の凹凸の改善に効果が期待できます。
高周波(RF)照射による「皮膚の熱変性(肌の引き締め)」
ニードルの先端から高周波を発生させることで、肌内部に熱変性を起こします。皮膚は熱ダメージにより、凝縮され、引き締まります。また、熱ダメージから治癒していく過程で、コラーゲンやエラスチンの増産し、肌に弾力やハリが蘇り、ニキビ痕や毛穴などの肌の凹凸の改善に効果が期待できます。
ドラッグデリバリーによる「皮膚組織のボリュームアップ(肌の凹凸の改善)」
「ドラックデリバリーモード」では、肌内部に薬剤を浸透させることが可能です。ニードルを穿刺するごとに陰圧をかけ、抜去と同時に薬剤を押し込む「ポンピング機能」の技術を有しているため、ダーマペンやメソセラピーと比較して、より均一で正確なドラッグデリバリーを実現しています。
当院で使用している薬剤は「マックーム」というPOTENZA専用に開発した、粒子の細かいPLLA(ポリL乳酸)製剤です。PLLAは生分解ポリーマーといい、体内で数ヶ月かけて水分と二酸化炭素に分解される成分で、アレルギー反応がなく安全です。PLLAはこれまでも、手術縫合糸や骨接合用ネジ、関節注入用製剤として医療分野で広く応用されてきました。皮下に注入することで真皮コラーゲンの産生を促進させることで、毛穴・ニキビ痕の改善に効果が期待できます。
ニードルRFによる新しい「肝斑治療」
肝斑の原因であるメラノサイト自体に直接RFエネルギーを与えてメラニンの産生を抑制する効果があります。従来のトーニング治療では、弱い出力で穏やかに色素排出を促すことで肝斑改善を行うため、高い効果を実感される患者様がいらっしゃる一方で、ごく稀に効果の乏しい患者様がみえます。当院では、そのような患者様の選択肢の1つとして「ポテンツァによる肝斑治療」をご提案しております。ポテンツァの肝斑治療は、メラニンを作るメラノサイトに直接アプローチする全く新しい理論で、従来の治療で効果が得られなかった肝斑にも効果が期待できます。
よくある質問
- 痛みはありますか?
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治療内容によっては、治療前に麻酔クリームを使用し痛みを抑えます。治療後は火照っているような、少々の熱感が翌日まで続きます。人によっては3~4日続く場合があります。痛みの感じ方には個人差がありますので、施術中は痛みの様子を伺いながら治療をすすめていきます。
- ダウンタイムはありますか?
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治療後は赤みが出現しますが、1~2日でほぼ消失します。メイクは翌日から可能です。赤みはメイクをすればほとんどカバーできる程度です。施行部にマイクロクラスト(小さなかさぶた)が形成されることがあります。