その症状、水虫かも?!
- 2020年03月27日
- カテゴリー:皮膚の病気
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が引き起こす感染症です。
白癬菌が、足に感染し症状が出る病気を、足白癬(あしはくせん)
爪に感染し症状が出る病気を、爪白癬(つめはくせん)と言います。
足白癬は、おもに次の3つのタイプに分けられます。
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【趾間型】
足の指の間に発症するタイプで、水虫のなかで最も多く見られます。
- 白くふやけて皮がめくれ赤くただれます。かゆみを強く感じるのがこのタイプです。
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【小水疱型】
足底から足のフチ、指の付け根にかけて小さな水ぶくれが発生し、破れた後に乾燥してポロポロ皮がむけます。
- 梅雨の時期に発症しやすく、秋によくなるケースが多く見られます。かゆみを伴うこともあります。
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【角質増殖型】
かかとを中心に、足底の皮膚が分厚くなってかたくなり、ひび割れると痛みが生じます。
- かゆみはほとんどありませんが、冬でも症状が続きます。
白癬菌を持つ人と同じバスマットを使うなどして白癬菌が足に付着しても、すぐに発症するわけではありません。
白癬菌が付着した状態が続き、菌が増えやすい環境が整うことで症状が出現します。
★プールやスーパー銭湯、スポーツジムなど不特定多数の人が裸足で歩くような場所から帰ってきたらすぐに足を洗う
★家族に水虫の方がいる場合は、バスマットを共有しない
★毎日、足の間まで丁寧に洗う
★靴や靴下は通気性良いものを使用する
などの対策で予防することができます。
爪水虫は、白癬菌が爪に感染することで起こります。
爪の先端から変色して、爪が厚くもろくなるという特徴があります。
爪水虫は非常によくある病気です。
爪水虫は、痛みもかゆみもないので気付いていない場合があります。
爪水虫が重症化すると爪が変形したり、分厚くなったり、もろくボロボロと崩れやすくなります。
はじめは自覚症状はありませんが、爪が分厚くなると皮膚にくい込んだり、爪が靴に当たり痛みが生じる場合もあります。
爪がはがれてしまうと足の指の機能が低下し、踏ん張れなくなったり、バランスがとれず歩きにくくなり、生活に支障が出る場合もあるので、軽視せず、早めの治療をお勧めします。
「もしかして…?」と思い当たる症状がある場合は、お早めにご来院・ご相談ください。