大城皮フ科クリニックブログ

美容液で「しわ、たるみ」は改善する?

  • 2020年03月27日

 

 

「美容液で深いしわ、たるみ」は改善しますか?という質問を多く受けます。

答えは「NO」です。

なぜなら、皮膚の一番表面の「表皮」という層にはバリア機能があり、外からの異物を防いでいるので、美容液も含め、深いしわやたるみの原因になっている真皮層や真皮層より奥の組織には浸透できないからです。

表皮より下の層に美容液が浸透するのであれば、お風呂に入ると、皮膚に水が沢山吸収され、入浴後は、皮膚がぶよぶよになっているはずです。

そうならないということは、表皮より深い組織には、美容液も浸透しないということになります。

 

美容液で、しわが改善するとすれば、「表皮」の保湿による「乾燥じわ」の改善です。

乾燥じわも放置すると、細かいしわとなり皮膚に刻み込まれる可能性があるため、正しい保湿も大切です。

 

 

では、深いしわ、たるみはどのようなメカニズムでできているでしょう。

一緒に考えていきましょう。

 

しわ、たるみのメカニズム

お顔の老化は、皮膚だけに起きているものと思われがちですが、実は骨格や筋肉、皮下組織を含むお顔全体の組織の構造が、加齢によって立体的に変化して起こります。

加齢とともにそれぞれの層に変化が起き、しわやたるみを作っているのです。

例えば、「しわ」「たるみ」の相談で最も多い「ほうれい線」

ほうれい線は、

〇土台となる骨が減る

〇重力によって皮下脂肪が垂れ下がる

〇真皮の弾力が低下する

などのお顔全体の構造の変化によって、頬に深いしわが出来た状態です。

 

 

骨の変化、筋肉の変化、皮下脂肪の変化、真皮・表皮の変化に合わせた治療を行う必要があるのです。

 

当院では、お顔全体の構造に合わせた治療のご提案を行っております。

「しわ・たるみ」でお悩みの患者様は、是非ご来院・ご相談下さい。

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