しわ・たるみの種類
- 2020年02月10日
- カテゴリー:美容のお部屋
年齢を重ねるごとに増えていくお顔のしわやたるみは、仕方のないことだとはわかっていてもどうしても気になるもの。
「お化粧の時に鏡を見ていたら、昔は目立たなかったほうれい線がある日突然気になりだした」などと来院される患者様も多くいらっしゃいます。
「しわ」や「たるみ」は、原因によって治療法が異なります。
今回は、「しわ」「たるみ」の原因、種類、治療についてみていきましょう。
肌の表面の【小じわ】【ちりめんじわ】など細かいしわが気になる
小じわ・ちりめんじわは、肌表面の乾燥や、紫外線や加齢による肌の老化により、角質層の水分保持機能が低下することなどが原因で起こります。
小じわ・ちりめんじわは、広い年齢層に見られ、人によっては20代前半からできてしまうこともあります。
「しわ」のレベルとしては、 比較的初期の状態です。
基本的には浅いしわなので、それほど気にしない方もいらっしゃいますが、対処をせずに放置すると段々と深くなってしまうこともあるため、早めのケアが肝心です。
<治療>インフィニ②③、ラセムド(VC、VA美容液)、スペクトラピール
眉間、額、目尻のしわなどが気になる
笑ったり、怒ったりするときに、表情筋とよばれる筋肉の収縮(緊張)によって眉間や、目尻、口の横、額などに「表情じわ」が現れます。
一時的なものですが、加齢などに伴なって大じわへと進行するおそれがあるので注意が必要です。
眉間にしわを寄せる癖のある方や、目尻の笑いじわ、目を見開いたときにできるおでこのしわなどが気になる方は、早めのケアが大切です。
<治療> ボトックス注射
※笑ったと時に歯茎が出てしまう、えらの張りや歯ぎしりなどが気になる方にも、ボトックス注射はおすすめです。
ほうれい線、目の下のたるみやしわ、顔全体のたるみが気になる方
深く刻まれた「大じわ」は、真皮の機能が衰えることなどが原因で起こります。
真皮はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などで満たされ、ハリや弾力、潤いを保持する役割を担っています。
加齢とともにそれらの成分は減少し、皮膚を支えきれなくなってしわが発生します。
またお顔の老化は、皮膚だけに起きているものと思われがちですが、実は骨格や筋肉、皮下組織を含むお顔全体の組織の構造が、加齢によって立体的に変化して起こります。
加齢に伴って起こるお顔の骨の老化や、脂肪の減少によるボリュームダウンもたるみ・大じわの原因です。
<治療> インフィニハイブリッド①③④⑤、ウルトラセルQ+(HIFU)、エコツーレボリューション、ヒアルロン酸注射
まずは、患者様自身の「たるみ」や「しわ」の原因を知ることが重要です。
その後、どういう治療が適切・必要なのかを、医学的根拠に基づき検討していくことが大切です。
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